お~す、自称江別市代表ブロガーのChun(@thisischun)です。
9月に受けた道警の筆記試験に合格していたので10月の2次試験を受けてきました。内容は体力試験、身体検査、口述試験の3本立てでした。周りの人達がどれくらい動けていたか、とかどんなことを面接で聞かれたかなどをお伝えします。
受験前に必要なこと
最初の1次試験が9月17日、合格通知書が届いたのが9月30日だったと思います。その通知書には”面接カード”が同封されていてそれを10月6日までに送る必要がありました。
この面接カードはA4サイズで、職歴や学校で学んだこと、自己PR、就活の状況、志望動機、家族構成等が項目としてありました。内容としてはサラッと書けそうですが1週間以内に提出しなければならないので書くのが遅れると焦りますね。自分は安定の前日投函でしたw。
また、通知書には2次試験の面接同意書というものも同封されており、受験を辞退する場合にもそれを提出しなければならないようです。あと辞退でも面接カードは白紙で返送する必要があります。
面接カードを提出した後にも必要なものがあります。それは”健康診断書”です。通知書に同封されている用紙を持参してお好きな病院で受診することで記載してもらいます。病院も慣れたものなので用紙を渡せば後は身を任せるだけですね。
私が行った病院では血液検査の結果が出るのが翌日なので必ず1日待たなければなりませんでした。病院によってはもっと日数がかかるところもあるようなのでこれから受験する人は気をつけてくださいね。
2次試験当日
諸々の準備を終えて10月29日の試験当日、Chunは午後からのスタートでした。それなりに受験者がいたようなので幾つかの集団に分けて試験を実施していたようです。
そして会場が遠い!!真駒内の警察学校が試験会場なのですが地下鉄真駒内駅から2km程も離れた場所なので立地が良いとは言えませんねぇ。
受付で健康診断書を渡して講堂に通されてしばらく待ちました。見張り?の若手警察官が物凄く暇そうにしていたのがとても印象的でしたw。たまに帽子で隠してスマホをイジっていましたねw。
持ち物を置いたまま別の場所に移動して試験を受けるので見張り番は必要なんでしょうね。ただ見張りがいなくても警察の敷地内で悪事を働く人が居るのかどうか、いや、だからこそ狙い目なのか?
閑話休題、ここからはChunが受けた試験の順番で試験内容を紹介します(人によってこれらの試験の順番は前後します)。
あ、それとチョット大事なことを一つ、『身体検査・体力試験用紙』というものが配られそれに記入することになるので筆記用具が必要です。まぁ、忘れても貸し出してくれるんですけどね。
それと服装ですが、体力試験と身体検査は運動しやすい服と上靴、口述試験はスーツまたは学校の制服でした。着替えは各試験の合間などに控室でできます。
『体力試験』は5項目
まずは体力試験について、内容は5つ、『バーピーテスト』、『握力』、『上体起こし』、『反復横跳び』、『腕立て伏せ』です。各試験の前にやり方は説明してくれますがこの記事でも紹介しておきます。
なお、文中の目標は男性のものです。女性の試験は覗いていないので相場はわかりませんw。
バーピーテスト
『バーピー運動』に関しては聞き慣れない人もいるかもしれません。下の動画を見ればやり方はわかると思います。「自分は知っているよ」という人でももしかしたらその方法と試験の方法が若干違うという場合もあるので念のため一度ご覧になることをオススメします。
各号令の間隔は1秒で、120秒間運動を行います。つまり一連の動きを30回行うということですね。自分も含めて周りも遅れることなく最後までやりきる人ばかりでしたので目標は30回でしょう。
握力
下の動画のように行います。Chunのときは左右2回ずつ行う、という試験でした。
『気をつけ』の姿勢を指定されますね。自分は左右どちらも40kgほどでした。目標は45kgぐらいかな?
何らかの器具を購入してトレーニングすると良いかもしれません。Chunは少し前に以下のようなグッズを購入していました。まぁ、準備期間には飽きて使っていなかったけどねw。
今(2017年11月8日)見たら2,000円に値上がりしていました。Chunが以前買ったときは1,000円だったのですが。値動きが激しい商品なのかもしれません。
上体起こし
要するに腹筋運動ですね。下の動画のようにやらないとカウントしてもらえません。
制限時間30秒以内(メモし忘れたので不正確ですが)にどれだけできるかを見られます。先にやっている人を見ていると結構なハイスピードでこなしていたのでビビりました。
Chunは18回でしたが目標は25回ぐらいですかね。
反復横跳び
体力試験でしかやらない運動第一位(Chunの妄想では)の反復横跳びです。
これも正確な時間は忘れましたが確か制限時間は30秒だった気がします。
人によってはやったこと無いという人もいるのでそういう人は一度練習するべきですね。Chunが正にそれで現地で初めてやりましたが、頭ではわかっているけど体がイマイチ動かず、記録も伸びませんでした。
その記録は36回で、周りはもっとできていたので目標は45回ぐらいでしょうか。
腕立て伏せ
個人的には一番シンドくて、周りもそこまでできていなかったテストです。
1秒毎に号令がかかりそれよりも早いペースでやるとカウントされません。但し遅れる分には問題ないようです。なお、制限時間は100秒なので50回できれば上出来です。
Chunは15回しかできませんでした。人によっては10回ぐらいだったり50回最後までやりきる人もいるので周りと差をつけるならここですね。目標は40回、これぐらいできれば上位グループに入れるのではないでしょうか。
トレーニングはちゃんとしておきたいね
Chunは舐めてかかっていたのでほとんどトレーニングをしていませんでした。特に腕立て伏せは体の衰えを物凄く実感しました。このままダラケているとすぐ死んじゃうんじゃないか?
あと、各テストの合間は時間が取られているのでちゃんと休憩はできます。すべて連続で行うわけではないのでご安心を。
余談ですが紹介したやり方動画ですが、ピーガルくんより普通の人間を使ったほうがわかり易いんじゃないんですかねぇ。他に動画無いのでこれを使わさせてもらいましたが。
どこを見ているのかよく分からない『身体検査』
続いては柔道場で行われた『身体検査』、これはテストという感じではなく関節?等がちゃんと動くかを確認するものでした。
パンツ一丁になって体を動かしてそれを検査官にジロジロ見られる、というものなのでチョット驚きましたね。自分が見られる側なのはまぁ仕方ないですが、採用されてもし将来自分が検査官になったらと考えるとなんとなくイヤですね、男の裸体を見る趣味はないのでw。
それとこの時に『身体検査・体力試験用紙』に持病について記載していたらちょっと質問が入ります。
この検査で何か問題があっても受験者に伝えられることはあるのでしょうか。仮に身体に問題(治療できないもの)があって試験に落ちたとします。それを知らされなければ「次も受けよう」となって徒労に終わってしまいそうですが。
1日で2回ある『口述試験』
スーツに着替えて口述試験(つまり面接ですね)を受けます。特徴的なのが1日で2回面接があるということ。説明はしてくれますが2回とも受けないとならないので気をつけてください。
2回ある面接はどちらも約20分ほどで面接官は2人、受験生は1人です。内容はどちらも似たような感じで、
- 警察でやっていけそうか
- 普段運動しているか
- 志望動機
- 自分が警察官に向いていると思うところ
- ストレスの発散の仕方
- 趣味にてついて
といったことを聞かれました(順不同)。特に上2つは割と詳しく聞かれた気がします。
警察というのは学校含めて厳しい環境だそうですから途中で投げ出さない人を採用したいんでしょうね。事件が起きれば休みでも駆り出され、長期休みを取ってどこか旅行に行く計画をしていてもキャンセルになるとか、そういったことを向こうは想定しているようです。あと、人から聞いた話ですが自殺してグジュグジュになった遺体を処理することもあるようですからメンタル的な強さも求められるんでしょうね。
また、運動量もそれなりに求められるようで運動する習慣もあると好印象なのかもしれません。
Chunは前の職場をうつがきっかけで辞めたのでその辺も聞かれましたね。職務内容については殆ど聞かれなかったと思います。まぁ、全然関連のない仕事なので当然といえば当然ですが。
理不尽に厳しいことを聞いてくる圧迫面接ではありませんが、たまに何度も突っ込んで質問してくることはありましたね。雰囲気としては落ち着いたものなので変に気構える必要はないと思います。
おまけ:寮を見学してきたよ
以上の試験・検査の終了後、担当の人が警察学校の入校時に住むことになる寮を案内してくれました(自由参加)。
建物は数年前に建て替えられておりとても綺麗でした。部屋は寝室は個室で個人の机もありました。ベッドは190cmとかある人には小さそうでしたね。食堂があったり談話室があったり、日曜はやっていませんでしたが小さな購買(デイリーヤマザキ?)もありました。大浴場もあるそうですが使っている人もいるのでその日は見れませんでした。
何よりも綺麗なので住環境としては良さそうでした。自分が新卒で警察に入っていたら古い汚らしい建物に当たってたと思われるので今受けてよかったなぁ、という感じです。
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以上が2次試験当日の様子となります。Chunは体力試験で目立った成績を残せていなかったのと持病があること、面接で大事そうな質問に歯切れよく答えられなかったことがマイナスポイントですかね。結果が出てブログに書くようなことがあればまた記事にしたいと思います。
それではまた、Chun(@thisischun)でした~。
2017/12追記:残念ながら落ちました。警察は厳しいと言うので逆に良かった、と考えることにします。
2020/3追記:警察官を目指す君に是非知ってもらいたい漫画・映画を3つ紹介した動画をYouTubeにあげました。良かったら見てみてね。
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