fashionyoutuber

お~す、1日1時間以上はYouTubeを見ているChun(@thisischun)です。

YouTubeが大好きで、その中でも好きなジャンルの一つが『メンズファッション』なのです。ただ、その動画に登場する一部の人達が使う言葉遣いで、「買わせて頂きました」というものがあるのですが、それが気に食わないという話です。

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「買わせて頂きました」って何よ!

全ての、ではありませんが男性ファッションYouTuberがよく使う言葉として「〇〇というアイテムを"買わせて頂きました"」というものがあります。ファッションをネタにしているので当然買い物も沢山して動画で紹介するのは良いのですが、Chunはこの「買わせて頂きました」という表現がとても気に入らないのです。

自分の金で買ったんだからそこに謙譲表現を用いる必要は無いのではないでしょうか。そもそも誰に対しての謙譲なんですかね。メーカーや販売店など、そのアイテムを作ったり売ったりした組織や人を尊敬するのもある程度はわかりますが、あまりにもへりくだり過ぎてるようで気持ち悪さを感じます。へーコラし過ぎというか。

話は若干ずれますが同様の言葉遣いとしてテレビでタレントさんなどがエピソードトークをする際、「〇〇という誰々さんの映画を”見させてもらった”」とか「△△という舞台に”出させていただきます”」という表現も嫌いなんですよね。前者は『拝見する』という謙譲語があるし後者は『出演する』でいいですし(参考)。

そして『買う』という言葉にはそもそも謙譲語が無いのでやはり無理やり「させて頂く」という言葉を付ける必要は無い、というのが伝統的な日本語としての答えだと思うんですよね。

ではなぜ彼らファッションYouTuberは「買わせて頂く」と言うのでしょうか。

視聴者への謙遜がある?

自分なりに答えを考えてみた結果、あの表現は視聴者への謙譲なのではないか、と。YouTubeでの収益は視聴者によって(間接的に)もたらされている。なので「皆様のお陰で買うことができます」と言う気持ちを表現しているのではないか、というのはどうでしょう。

でも同じく物を沢山買うガジェット系YouTuberではこのへりくだり過ぎた表現は使わない気がします。なぜかファッションYouTuberだけ(Chunのカバー範囲では)。

更に言うと『誰々のお陰で稼いだお金であるならば、その人たちには謙譲表現を使わなければならない』のであれば、『国民の税金から給料をもらっている公務員は全国民に自分が買ったあらゆる物を謙譲表現使って話さなければならない』ということになりませんかね。

そうなると奥様方の井戸端会議で「昨日白菜を”買わせて頂いた”のだけれど値段が高くて…」とか、大学の同期との久しぶりの飲み会で「娘のためにおもちゃを”買わせて頂いた”んだけど凄く喜んで…」みたいなことになるのかもしれません。コレって何だか狭苦しい感じがしませんか?

現実にはこんなことにはなっていないのでもっと別なところに理由がありそうです。

まぁ結局は炎上対策かな

一番有力な説は炎上対策ではないでしょうか。あっという間に広まってヘイトが集まるYouTube界では炎上対策に余念が無いでしょう。「取り敢えずへりくだった表現使っておけば怒られないだろう」みたいな。打たれる杭を出来るだけ減らしておこうという魂胆なのかもしれません。特にファッション系は出演者も(多分)視聴者も若い人が多いですからお金を沢山使うことにどこか抵抗感や嫌悪感があるのかもしれませんね。

その内”買わせて頂きました”という表現がファッション以外のYouTube界を侵食するのではないか、でもそれも日本語の変化となるのではないか、そんなことを考えました。言葉遣いが変化した中でもChunは「買わせて頂きましたと言うやつは気持ち悪い!」みたいな事言って老害認定されるんだろうなぁ

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以上、Chunが気に入らない日本語の話でした。

余談ですが、トップの漫画は『まんがか』という漫画の自動生成サービスを使っています。出来上がる作品はとても難解ですが、画像に拘らないときはササッとコレで済ませようと思っています。皆さんも使ってみてはいかがですか?

それではまた、Chun(@thisischun)でした、したっけ~。


教養としてこういった本をマスターすべきなんですかねぇ。